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外壁素材について

  外壁素材について説明 

サイディングボード

サイディングボードとは耐火性に優れたパネル壁材の総称です。
色柄などデザインがとにかく豊富、タイル風、石積み風、板張り風など、一目みただけでは本物のような風合いを持つ商品もあり、洋風、和風、好みに合わせて選んでいただけます。
比較的安価なため、多くの住宅の外壁として使用されている壁材です。
サイディングには大きく分けて、窯業系・金属系の2種類があります。
最も一般的に使用されているのは窯業系サイディングボードです。

  • 窯業系サイディング
    基材のセメントと繊維質材料を高温・高圧で成型したもので、色・柄・パターンも豊富で、最近はタイルがらなどの高意匠な模様が主流です。
    窯業系サイディングには,工場塗装済みのものと,新築時に現場塗装で仕上げるための「無塗装板」とよばれるものがあります。
    工場塗装のものは近年塗装の質をグレードアップしたものが出てきているようですが,多くのものはあまり高耐久ではない塗装が施されているようです。
    「無塗装板」の現場塗装でも新築時に特に塗料を指定されない限りは安価な仕様が主流になってます。
    5〜7年でシーリングの打ち替えなどを、7〜8年で再塗装が必要といわれています。
  • 金属系サイディング
    金属系サイディングはガルバリウム鋼板やアルミニウム合金など錆びにくいものもありますが,汚れと無縁ではありえず,塗装が施されている以上は,その劣化が美観を損なうためいずれは塗替えを行うことになるでしょう。
    カラー鋼板のサイディングの場合はいずれ錆びてきます。トタン同様薄い素材ですので、早めの塗装が理想です。


木造モルタル外壁

モルタル とは、砂(細骨材)とセメントと水とを練り混ぜて作る建築資材のことで、コンクリートとの違いは、砂利(粗骨材)が入らないことです。
モルタル壁は吸水乾燥を繰り返すことや振動などでヒビ割れが入りやすく、放置しておくと雨水等が入り込み住まいを劣化させます。
また、吸水性が高いため、湿気の多い場所ではカビが発生しやすいです。防カビ性・防水性の高い塗料がおススメです。


ALC

ALCの正式名称は「軽量気泡コンクリート」といい,「軽石」のようなものです。
ALCはコーキング(シーリング)が施されたパネルの継ぎ目で建物の動き・歪みを吸収する構造になっているので,それ以外の部分にひびが入ることは少ないです。
耐火性・断熱性は高いですが、吸水性のある素材ですから,塗装による防水性が失われて,浸み込んだ雨水が芯の鉄筋・金網にまで達するようになるとたいへんモロいです。


トタン

“トタン”とは,薄い鉄板に,亜鉛をメッキしたもので,“ブリキ”とは,薄い鉄板に,スズをメッキしたもので、トタンよりブリキの方が錆びやすいです。
錆びがひどい状態ですと、錆びを落としたり錆びにくくする為の施工に普通より手間がかかってしまいますので、工事価格が多少高くなってしまいます。
錆びたまま放置しておくと穴が空いてしまったり、塗装では修復できなくなりますので張り替える事になってしまいます。
錆びてきたら早目の塗装をおススメします。 

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