気になるポイント
気になるポイント説明
- 施主様が塗替えを意識されるポイントは
- ツヤが無くなってきた
- 色が褪せてきた
- 汚れ・触ると手に粉がつく
- ひび割れ・剥がれが目立ってきた
- カビ・コケが生えてきた
- 錆が出ている
・・・だと思います。
そのポイントを簡単に説明させていただきます。
汚れ
「汚れ」は建物そのものにダメージを及ぼすわけではありませんが,塗り替えを依頼される大きな理由になってます。“保護”だけでなく“美粧”もまた塗装の大きな目的ですから,“保護膜”としては問題がなくても,汚れればキレイにしたくなるのが通常の感覚だと思います。
あと、「汚れ」の一種ともいえる「カビ」の発生もあります。「カビ」や「コケ」などが発生しやすいのは湿気が多く溜り易い場所です。このような場所で塗装の保護機能が失われると湿気が浸透しやすく建物の素材そのものが腐食してきやすくなるので、お早目に「防カビ性」の高い塗料を塗る事をおススメします。
変色
「変色」(あるいは褪色)は,濃い色が薄くなる場合と,薄い色が濃くなる場合があります。
元の色から単に薄くなったり濃くなったりするわけではなく,白が黄色っぽくなったり,茶色が紫に近い色に変わったりするので違和感が生じます。
高耐候の塗料を塗ったとしても濃い色や鮮やかな色はどうしても変色が目立ちます。
ヒビ割れ
「ヒビ割れ」は塗装が劣化して塗膜の表面に細かく生じる場合もありますが,施主様がよく発見するのは主に建物自体を原因とするひび割れです。
太いひび割れからは当然雨水等が侵入し,建物自体にダメージを与えますので処置が必要です。
あと、外壁がサイディングの場合は複数の板を張り継いで出来ているので,建物の歪みや振動,熱による収縮によって,サイディング同士の継目が動きます。
そこで,柔軟性のあるコーキングを充填して,動いても割れないようにしてあるわけです。
そのコーキングは塗膜と比べ劣化が早く「ヒビ割れ」や「裂け」てきます。この症状がでてきますとその「割れ」から雨水などが入り建物自体に湿気を溜めやすくなりますので、やはりお早目の打ち替えをおススメします。
剥がれ
「剥がれ」が生じる段階は,塗膜の状態としては重症であり,その周囲の剥がれていない部分も
密着性を失っている可能性が高いので,十分な下地処理を行わないと,塗り替えても再び剥がれやすいです。
また,剥がれが生じたままの期間が長いと素材そのものがかなり傷んでいる場合もあります。
錆び
「錆び」は放置すると徐々に広がりますから,早期のお手入れが必要です。
腐食して表面が凸凹になったり,穴が開いたりしたら,塗装しても元には戻りません。